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「マネジメントの基礎理論」から学ぶ新人さんへの指示の出し方

こんにちは~!おーくぼです。

新人さんが新人研修を終えて現場に配属されることもそろそろ増えてきた時期だと思います。
新人さんに新しい仕事をお願いしたくて、指示を出したのにうまく伝わらない。
そんな経験が増えてきている人も多いんじゃないでしょうか…。

そんな人に向けて指示だしの根幹である、
『2つのWと2つのR』をご説明したいと思います~!

新人にも伝わる指示だし、『2つのWと2つのR』とは?

ずばり、結論からいうと『2つのWと2つのR』とは、

・What…何を
・Way…どうやって

・Reason…なぜ
・Range…どういった範囲、条件で

の頭文字を取ったものです。

元ネタは、海老原嗣生さんの『マネジメントの基礎理論』という本です。
この本の序盤で、元リクルート専務の大沢武志さんが考案されたものとしてご紹介されています。

実際にどんな言い方するの??

一般的な指示だしの場合

一般的な指示だしだと、

『ハンバーガーにケチャップを均等に塗りなさい』

というようにWhatの部分のみを言って終わってしまうことが多いと思います。
でも、こういった指示を出しても新人さんは

「どうやったら均等に塗れるのかがわからない…」

と感じてしまい、
やりたいけどできない状態になってしまうんですよね。

2つのWを使った指示だしの場合

こうならないように、Whatに加えてWayの部分を伝えましょう、というのがこの理論です。

先ほどの例でいえば、

「ハンバーガーにケチャップを均等に塗りなさい(What)

そのためには、ケチャップをミートの真ん中に丸く落とすといいですよ」(Way)

という形で、やり方を追加で説明してあげることが必要になってくるわけです。
よく考えれば、やり方がわからない新人さんにやり方を細かく伝えてあげるのって当たり前のことですよね!

さらに2つのRも加えてみると…!

さらに言えば、追加でそのReason(理由)を伝えてあげることで、工夫の余地が生まれてくる、と大沢さんは言っています。

ハンバーガーの話でいえば、

「ハンバーガーにケチャップを均等に塗りなさい(What)

そのためには、ケチャップをミートの真ん中に丸く落とすといいですよ。(Way)

そうすれば、どこから食べても同じ味になるからね(Reason)

と伝えることで、新人さんは
「なるほど!どこから食べても同じ味になることが大事なのか、だとしたら、他の具も均等に散らばるように置いた方がよさそうだな!」と、
自分で考えて新しいことを生み出す土台ができるようになるわけです。

一方で、同じ味になることを重視しすぎて時間を無限にかけ続けるわけにはいかないので、
Range(範囲)でフェアゾーンを示してあげることが必要なわけです。

上記の例でいえば、
「お客さんを待たせるのもよくないから、それを1分以内にできるようにしようね」
といった感じになります。

これをすべて合体させると、新人さんに出すべき指示は

「ハンバーガーにケチャップを均等に塗りなさい(What)

そのためには、ケチャップをミートの真ん中に丸く落とすといいですよ。(Way)

そうすれば、どこから食べても同じ味になるからね。(Reason)

とはいえ、時間をかけすぎるとよくないから、1分以内を目途に仕上げてね。(Range)

となるわけです!これなら新人さんでも明確にわかりそうですよね!

まとめ

こんな感じでまずは指示だしの基本について語ってみました!

この本は他にも18人の巨匠から、マネジメントの基礎理論を体系的に学べる仕立てになっています!
どれもすばらしい内容なので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください!

オススメです~!

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